徒然草から2019.07.01
『よき細工は少し鈍き刀を使ふといふ。妙観が刀はいたく立たず。』
私の好きな徒然草の一文です。
私も若い時、尊敬する人から
物事を難しく考えすぎず約分してシンプルに考えなさいと言われましたが、
徒然草にはそれが書いてある不思議な一冊と思います。
「よき細工」は上手な仕事をする人、「妙観」は彫刻の名工と考えられています。
この一文は
「腕の良い職人は、鋭い刀は使わない。妙観も切れの悪い刀を使っていた」
という意味です。
道具自体の事になると少し?マークがつきますが、
現代風に当てはめるなら、
例えば、論理力の高い人は議論で相手を追い詰めそうですが、
鋭い刀で相手を切りまくってもいい事はありません。
攻撃する相手ではなく、むしろ協力してもらい、
一緒に仕事をする仲間や友だちですから、
相手を立てつつ話を進めた方がいいはずですね。
私たちもお客様とお話をする事が仕事の中の大切な事ですが、
流暢すぎる言葉は聞く人の心にとどまらず通り過ぎてしまう事があるので、
聞く人の耳に引っかかるような話し方をしたいと心がけています。
私の好きな徒然草の一文です。
私も若い時、尊敬する人から
物事を難しく考えすぎず約分してシンプルに考えなさいと言われましたが、
徒然草にはそれが書いてある不思議な一冊と思います。
「よき細工」は上手な仕事をする人、「妙観」は彫刻の名工と考えられています。
この一文は
「腕の良い職人は、鋭い刀は使わない。妙観も切れの悪い刀を使っていた」
という意味です。
道具自体の事になると少し?マークがつきますが、
現代風に当てはめるなら、
例えば、論理力の高い人は議論で相手を追い詰めそうですが、
鋭い刀で相手を切りまくってもいい事はありません。
攻撃する相手ではなく、むしろ協力してもらい、
一緒に仕事をする仲間や友だちですから、
相手を立てつつ話を進めた方がいいはずですね。
私たちもお客様とお話をする事が仕事の中の大切な事ですが、
流暢すぎる言葉は聞く人の心にとどまらず通り過ぎてしまう事があるので、
聞く人の耳に引っかかるような話し方をしたいと心がけています。